菱餅の色


菱餅の色・・・

緑・赤・白 

それぞれに 健康・魔除け・清浄 の意がこめられています。


菱餅を雛飾りに供える風習は、インド仏典の説話にならったもの。

この逸話・・・悲しいの。

インドの大きな川に橋を架ける工事。
ところが
度重なる川の氾濫で工事がすすまない。
頭を抱える人々にあるとき天狗が現れてこういいます。

「川の氾濫は、川底に住む竜の怒りであり、
 その怒りを静めるためにはかわいい女の子を捧げるように」と。

ある年のこと。
いつものように荒れた川を鎮めるため、
天狗はひとりのかわいい女の子を捜しだしました。

ところが。。。

その子は、すでに7人の娘たちを竜神にささげた農夫の末娘。

「どうかこの娘だけは助けてほしい」

農夫は、子供と同じ味がするという菱の実をさしだし
懇願し続けます。

子を守ろうとする親の思いに心を動かされた天狗。

菱の実なら竜も満足するだろう・・・とその菱の実を持ち帰りました。

その後は川も静かな流れに戻り、
人々は以後菱の実を竜に捧げるようになったそう。



赤は竜に捧げられた犠牲者が流した血を象徴。
子供の命を救ってくれた菱の実に感謝すると共に、
犠牲となった女の子の霊をなぐさめるものだったのです。

きっと、竜神にも親の切なる思いが伝わっですよね。


雛飾りに込められた昔からの人々の思い。

華やかさの中には、
愛娘への無事な成長を祈る
親の切なる願いが込められていたのです。



色の意味には、広く大きな特徴と
事象にかかわる繊細で細やかなテーマが含まれているのです。

色の組み合わせは、
それぞれの特徴の中でも共鳴しあう 細やかなテーマ をシグナルのように
私たちにメッセージを伝えてくれています。


色と健康    出典:ウィキペディア
<赤い餅>
先祖を尊び、厄を祓い、解毒作用のある山梔子で赤味をつけ健康を祝うためであり桃の花をあらわしている。

<白い餅>
菱の実を入れ、血圧低下の効果をえて、清浄を表し、残雪を模している。

<緑の草餅>
初めは母子草(ハハコグサ)の草餅であったが『母子草をつく』と連想され
代わりに増血効果がある蓬を使った。
春先に芽吹く蓬の新芽によって穢れを祓い、萌える若草を喩えた。


(菱餅の写真:http://kiyomi5151.hamazo.tv/e1038808.html)

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